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AIを活用してみる話

2025年5月1日

最近よく話題になっているChatGPT。
ちょっと前まで「AIに仕事が奪われる!」みたいな話が多かった気がしますが、実際に月額課金して使っている身としては──
まあ、仕事を奪うというよりは、「とりあえず任せてみると便利」なヤツ、という印象です。

今回はそんなChatGPTの“使い倒し方”について、実体験ベースでゆるく書いてみます。
これから使おうか迷ってる人の参考になれば幸いです。

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①実務系

たとえば業務報告書のドラフト。

「今月の業務実績について、上司に出すやつ」みたいな、なんか気が重いけどやらないといけない文書。
ChatGPTに「こういう内容で、1ページくらいの報告書を作ってください」と頼むと、だいたいそれっぽいのが出てきます。

もちろん、細かいところは直した方がいいんですけど、「何から書き始めたらいいかわからん」ってときにはすごく助かります。

あと地味に便利なのが、Excelのマクロ作成。
業務で「この入力作業、毎回やってるけど自動化できないかな…」ってとき、
「こういう条件でセルを参照して、この列に自動で値を入れてほしい」と言えば、マクロコードを一発で書いてくれる。

正直、「ググって5ページ読むよりChatGPTに聞いた方が早い」という場面は増えてきました。

 

②ライフハック系

私生活でも地味に活躍してくれていて、たとえば旅費の計算なんかはかなり使えます。

「〇月〇日、車で○○市から羽田空港まで移動予定。
何時に出れば余裕がある? 友人は電車で来るけど、拾うならどこで合流したら早い?」みたいな相談を丸投げしたところ、地図アプリと連動してるんじゃないか?ってくらい丁寧に返してきたことがあります。

あと地味に便利だったのが画像からの識別。

「この設備の名前、なんて言うんでしたっけ?」とか
「この窓の種類ってなんて呼ぶのが正しいですか?」みたいな質問を、現場で撮った写真や手書きのイメージスケッチを添えて投げると、それっぽい名前で返してくれるんですよね。

個人的には「こんな適当な絵で伝わるんかい」と思いつつ、予想より遥かにちゃんと返してきてビビりました。

 

③遊び系

そして、真面目な使い方からちょっと逸れていくと──
AIと遊ぶというジャンルもあります。

私は映画が好きで、「自分の好きな映画を3本挙げて、そのレビューを書いたら、GPTはどんな映画をオススメしてくるのか?」という実験をやってみたんですが……これがかなり面白い。

伏線の回収が上手い作品が好き、と書けば構成の妙を重視した作品を。
感情の余韻を語れば、静かな人間ドラマを。

「あ、こいつちゃんと読んでるな」ってなる瞬間が確かにあって、ちょっと感動しました。

映画好きの友達としゃべってるときと似たような会話が、AI相手にもできてしまう。
この“お喋り感覚”が、GPTの魅力なのかもしれません。

 

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もちろん、ChatGPTにすべてを任せればOK!という話ではありません。
でも、「なんか疲れてるな」とか、「考えるのめんどくさいな」とか、そういうときに最初の一歩を出してくれる相棒にはなるんですよね。

エクセルの相談も、旅のスケジュールも、趣味の話も、
「とりあえず喋ってみる相手」としてこれほど都合のいい存在はないかもしれません。

 

……さて、ここまで読んでいただいて、ちょっと違和感ありませんでしたか?

実はこの文章──
ChatGPTに、要点だけ渡して書いてもらった記事でした。

文体や語り口は、過去に私が書いたブログ記事を読ませて再現させたもの。
「AIの活用についての記事」を「AIに丸ごと書かせる」という、ちょっとした実験でもあったわけです。

……さて、あなたは途中で気付きましたか?

「これ、GPTに要点だけ渡して書いてもらったんですよ。わかりました?」

 

 

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えー、はい。

ここまで全てChat GPT-4oに企画書をぶん投げて作ってもらった記事になります。

AIに仕事を頼む為の指示文……プロンプトは以下のような物を用意しました。

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ChatGPTの月額プランに加入した私が、GPTの使い方について解説する、というテーマのブログを、以下の要点をおさえて書いてください。

私のフリをして書いてください。
以前別のチャットルームで、過去に私が書いた記事のURLを貼っています。
これらから私の文体やユーモアの傾向を分析し、私が書いたように振る舞って下さい。

活用例について言及
・実務系、報告書やエクセルのマクロを作ってもらう
・ライフハック系、旅費の計算なんかをやってもらう(実際に旅費計算を依頼した際の事を参考に)
・遊び系、おススメ映画の提案(私がレビューした映画から嗜好を分析し、それを元におススメの映画を教えてもらう、という過去のチャットを参考に)

こんな感じで色々な使い方があるんすよ、面白いですよね。みたいな締め

最後にコレはAIに書いてもらった記事である事を種明かし

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この指示文を投げて、返ってきたブログ記事をコピー&ペースト。
改行など、ブログ用に調整だけして、他は弄っていません。

なんとなくAIが爆裂に普及している時世について否定的に受け止めていた私ですが、試しにAIを使ってみて、その評価は一変しました。

『何をしてもらいたいか』『何を参考にしてもらいたいか』『どういった用途に使うか』

これさえ明確に伝えることができれば、期待以上のモノが返ってきます。

勿論、ファクトチェックなどは必要になりますがね。

AIはインターネットから情報を拾ってくるので、時には間違えることもあります。
私が過去に話した全く関係ない話題から間違えてワードを拾ってくる事とかも、たま~にありますから。

絶対にミスできない場面などでは、それが正しいのか、しっかり自分の目で確かめることも大事ですね。

何が出来て、何ができないか。これさえ理解しておけば、ポケットに収まるサイズの高度な推論ができる相棒を3000円で雇えるわけです。
これ、中々便利ですよ。

まだ使い始めて2週間程ですが、もう少し触ってみて
こんな使い方もあるな、とか、もっと実務に役立つ使い方が、とかそんな経験値が貯まってきたら、またAIについての記事を書こうと思います。

今度は、ちゃんと私自身の頭で考えて書くつもりですが。

それでは。

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