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たまには料理でも

2020年12月4日

コロナ禍での自粛ムードがまたまた強くなってきました

休日なんかは家にいてもゲームか映画鑑賞くらいしかすることが無く、どーも時間を無為に消費している気がしてならないんですよね。

 

そんなわけで、こないだの日曜日は料理にチャレンジしました。

 

 

ネイティブ・アメリカンの保存食、ペミカンを作ります。

近代では寒冷地へ赴く探検家や、登山家が山へ持っていく食料として使われている代物です。

(まぁ、最近はフリーズドライ食品の進歩で使われてないんですけどね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

材料は肉とバター(もしくはラード)、それから野菜。

わりとルーズですね。

 

肉ならなんでも良かったのですが

デッッッッカイ豚肩ロースが期限切れ間近の為半額になっていたので、つい買ってしまいました。

その他の材料はバターと玉ねぎ、マッシュルームを用意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ざくざく切って、野菜→肉の順番にバターで炒めます。

 

レシピ通りであれば肉はもっと細かくする必要があるのですが

私は大き目の肉で作っています(肉は大きい方が嬉しいし美味しいので)

 

ロクに料理しない奴が基本も習得せずにアレンジに走る展開、事件の匂いがしますね。

 

最初は「これ野菜多くね???」と焦りましたが、炒めている内にどんどん嵩が減っていくんですね。

レシピでは『水分がなくなるまで炒めるべし』と書いてあったので、ひたすら炒め続けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分程炒め続けました。

かなり減りましたね。

もういいかな、という事で、次の段階へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バターの塊をぶち込み、一気に溶かします。

今回は130g程使いました。

 

バター130g?????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火を止め、少しだけ冷ましたら

固まらないうちにタッパーへ流し込みます。

 

人肌程度まで冷めるのを待って、冷凍庫へぶち込みます。

カチコチに凍ったら、完成ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、完成したのがこちら。

 

なにこれ???

 

 

そもそもペミカンって何よ?

って思っている方が大半だと思うので、ここらで解説を。

 

調理行程でなんとなく分かるかと思われますが、

こいつは食材を動物性の脂でコーティングすることで保存性を高めた食品です。

 

ネイティブ・アメリカンが作るペミカンは、バッファローやトナカイといった獣の肉を干し肉にし

その細切れをクランベリーやナッツ類とともに獣の脂で練り上げた物だそうです。

 

品質が高く、保存に適した環境に置かれたものであれば、10年経っても食べる事ができたとか。

 

 

現代風…日本の登山家やアウトドアマンの間で知られるペミカンは、それを美味しく食べやすくアレンジしたものになります。

火が通っているのでそのまま齧っても食べられますが、カレー粉や味噌と一緒に温める事で即席のカレーや豚汁を作る事ができます。

 

ぶっちゃけ日本の気候には適していないので、保存期間も3日から1週間といったところでしょうか。

保存食というよりは、携行性を高め調理時間を短縮してくれる食材、と言った位置付けですね。

 

 

私が作ったペミカンも、肉を大き目に切ってしまったので

そんなに保存できなさそうですね。

 

とりあえず冷凍しているので、腐る事はありませんが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、5日間経ったものを解凍しカレー粉と塩で味付けしました。

実食。

 

美味しいですよ、コレ。

肉は焼き立てのような食感ですし、一緒に炒めた玉ねぎとマッシュルームも良い味が出ています。

 

そのままではバターの味しかしないので、調理時に塩を入れるべきだったかもしれませんね。

 

まだ3/4ほど余っていますので、色々な味で試してみようかと。

ただまぁバターがスゴいので、すんげぇカロリー高そうなんですよ。

 

今度作る時は、オールドスクールな干し肉を使った物を作ろうかと。

その方が保存効きそうですしね。

 

それでは。

 

 

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