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Internet Explorerの話

2022年6月11日

e』マーク、Microsoftのウェブブラウザとして開発され

WindowsOSのPCに標準搭載され親しまれていたInternet Explorerが

来週の6月16日でサポートを終了、1995年から続く長い歴史に幕を下ろすとのことです。

 

インターネットエクスプローラ、PCを触った事のある方なら、

誰でも一度は使っているんじゃないでしょうか。

 

かく言う私も、初めて触ったPC……Windows 2000で初めてネットに繋いだ時から

結構長い期間、愛用していました。(そもそも他のブラウザに変える、という発想が無かったのですが……)

 

2010年頃にGoogle Chromeへ乗り換えてからはもう長い事使っていませんが、今でもたまに

(IEにあったあの機能はchromeじゃ使えないのか…)なんて思う時があったりしますね。

 

ちょっとアングラなサイトを覗いてみたり

いきなり何らかの登録料として高額な請求が来てビックリしたり

(いわゆるワンクリック詐欺って奴ですね)

ホラー映画のワンシーンと思しきオバケの画像がドアップで表示されて消せなくなったり

(ブラクラ……ブラウザクラッシャーって奴ですね)

私の青春はインターネットエクスプローラと共にあったと言っても過言ではありません。

 

こんな青春でよかったのかは分かりませんが

そうやって獲得した高度なネットリテラシーを今のお仕事に活かせていると考えると

まぁ悪くなかったんじゃないかな、とは思います。

 

で、そんなインターネットエクスプローラですが

サポートが終了するだけであって、完全に使えなくなるわけではありません。

 

まだIE使えるじゃん、というわけにはいかないんですけどね。

 

世の中にはわるいパソコンオタク(ハッカーとかそういう連中ですね)が大勢おりまして

そういった人たちは日夜他人のパソコンに侵入、攻撃する手段を探し続けています。

 

外の世界(WEB)と繋がる玄関口となるブラウザは

それゆえにハッカーからの攻撃対象にもなりやすいんですよね。

深淵を覗く時深淵もまたこちらを覗いているのだ、って奴でしょうか。

 

そんなわけでインターネットブラウザは、常に世界中のわるいパソコンオタクから

セキュリティの脆弱性を探し続けられるわけですよ。困りますね。

 

ブラウザの開発側も負けじと脆弱性をカバーするセキュリティアップデートを出し続け、ブラウザを守ろうとします。

これが『ブラウザのサポート』ですね。

 

ここまで来ればセキュリティ面でのサポートが終了したブラウザを使い続ける事が危険だってのも

なんとなくわかるかと思います

 

ブラウザからPCが攻撃を受けるのも大変ですが

その向こうに社内ネットワークがあったり、サーバーあったりすると

重大なセキュリティインシデントとなってしまいますよね。

 

図にするとこんな感じですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで気合入れて話しておいてアレですが、MicrosoftはIEを使い続けているユーザーへの対策として、自動的にedgeへ移行できるような策を既に用意していたみたいですね。IEもedgeも使わないので全然知りませんでした。

ちょっと前から、インターネットエクスプローラを立ち上げると、後継のブラウザであるedgeが自動で立ち上がる様になったらしい(?)ですし、edgeにはIE互換モードもあるらしいです。

わざわざIEを使い続けてる人はいないかもしれませんね。

 

 

そんな訳で、今回はインターネットエクスプローラのお話でした。

それでは。

 

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