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Liminal Space

2022年12月10日

ひとりで残業している時のオフィスであったり、休日の学校であったり、深夜の交差点であったり

普段は人がいて賑やかな空間が、しーんと静まり返っているところに居合わせた時の

あのなんとも言えない感じって、あるじゃないですか。

 

あぁいう空間の事を『Liminal Space』と称してシェアするインターネットミームがあるんですよね。

不気味だとか、ノスタルジーを感じるとか、そういった画像(空間)に不思議な感覚を抱く人が多いようです。

 

 

リミナルってのは“境界”とか“境目”みたいな意味で

リミナルスペースってのも、建築用語的には廊下や階段などの人をある場所から別の場所へ移動させる為の空間の事を指す言葉らしいんですけど

 

このミームに於いては、おそらく“この世とあの世の境界”のような、スピリチュアル的な表現として使われているんだと思います、多分。

実際、このリミナルスペースをテーマにしたホラーゲームだったり、ネットでの創作も盛んに行われてますからね……。

 

 

かく言う私も、そんなミームのファンのひとりです。

物悲しい雰囲気、ノスタルジー、それと高揚感もありますね。

元々廃墟とか好きだったので、かなりハマってます。

 

外を出歩いていて、そんな光景に出くわすとついつい写真を撮りがちなんですよ。

 

こんな感じで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京ビッグサイトの南棟です。

ふだん展示会なんかのイベントをやるのは西棟と東棟で、多分南棟はあまり使われていないんじゃないでしょうか。

私は車で展示会に行くので、駐車場の関係でこの南棟から西や東に移動する事が多いのですが、いつ来ても全然ヒトの気配がしないんですよね。

 

私と同じく展示会に行きがちな父親に南棟の話をしたら、そもそも南棟の存在を知らなかったので

恐らく知名度はかなり低いんじゃないでしょうか。

 

 

1枚目の写真に写っているのはローソンなんですけど

南棟でイベントが開催されていない日は14時に閉店しちゃうんですよね、ここ。

この前展示会に行った時も、小腹が空いていたのでオヤツでも買って帰ろうと思って

このローソンをあてにしていたんですけど、閉まってて悲しかったです。

 

 

長ーい渡り廊下に動く歩道があって、ぼんやりと海を眺めながら歩道に運ばれるのが中々楽しいので

個人的に超おススメのリミナルスペースです。

 

 

まぁ、万人に理解してもらえるような趣味じゃ無いですよね……。

 

ということで、もうちょっと万人受けしそうなのをひとつ紹介しときましょうか。

 

パソコン音楽クラブというアーティスト(ポケモンのエンディング曲とかやってますね)の

reiji no machi という曲のミュージックビデオです。

 

深夜の街を舞台に、ひとりの女性があてどなく彷徨う様子を尖ったカメラワークで映す、私の大好きなMVです。

『夜、独りでいるときの高揚感』がテーマらしいんですけど、それを見事に表現しているな、と思いました。

 

ぜひ、いちど観てみてください。

 

 

そんな訳で、今回はLiminal Spaceについてご紹介しました。

Instagramに、東京ビッグサイトのリミナルな空間の写真をいくつか投稿しましたので

そちらも見て、ノスタルジーを感じていただければと思います。

 

それでは。

 

 

 

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